凜として桜

当社の最寄り駅の鷲宮、よく「わしみや」ですか?「わしのみや」ですか?と聞かれるが、今も昔も「わしのみや」である。
そして氏神様の鷲宮神社ももちろん「わしのみや神社」だ。
2010年に久喜市と合併する前はわしみや、わしのみやが混在していたが、合併を機に固有名詞的に使われているものを除いて、ほぼ全て鷲宮に統一された。
この鷲宮駅、その周辺は決して栄えているとは言いがたいが、目の前の青毛堀川沿いに植えられたソメイヨシノは素晴らしい。
どこぞでよくやる桜祭り的なことはやらないので、シートを広げての酒宴など皆無だ。
だからこそ凜と咲く櫻の木が余計に誇らしげに見える。

きょう3月24日、ご覧の通りほぼ満開。例年では散歩しながら桜を愛でる人がちらほらといるものだが、10分足らずの滞在時間中に人影は、ない。
上野公園に限らず新型コロナウイルスは、こんな寂れた街にも影響を及ぼしているようだ。

国民全員、自分がコロナウイルス肺炎にかからなければ良い、と考えて行動するれば自ずと収束に向かうはずだが、目に見えない敵と戦うのはなかなか難しい。
消費税を下げるだのお金をばらまくだの騒がしいが、これを終息させない限り無意味な気がしてならない。
経済なんて所詮、仕事と遊びで成り立っているものだからね。